自由すぎるシングルファーザーの頭のなか

自由に生きる三姉妹のシングルファーザーの頭のなかがダダ漏れ。

半歩先をいく

なんとなく自分の考えていることが世の中よりも半年ほど早いと感じることがある。興味を持っていたことが、半年後に騒がれ始める。プログラマーがもてはやされていたの時期に、これからはデザインをやっていくといいんじゃないかと考えていた。それから半年ほど経って、次第にデザインの重要性が話題になるようになってきた。iPhoneはアプリを開発するための仕組みが出てすぐにアプリ開発に取り掛かった。ただつくるだけではなくて、App Storeに並べるところまでやった。当時、日本でそこまでやっている人が少なかったので、それからしばらくはiPhoneアプリの開発だけで生活することができた。


もともとWindows向けの業務ソフトを開発販売する企業に所属していた。会社では当然Windows用のプログラムを書いていたが、これからはWebだろうということで家ではWeb用のプログラムを書いていた。おかげで会社を辞めてすぐにWebの仕事ができるようになった。今度はWebの仕事をしながら、趣味でiPhoneアプリ開発に手を出した。結果は上記の通り。


SNSは早い時期から始めていた。Twitterは先進的なユーザーの間で話題になり始めたところでユーザー登録をした。当時はまだTwitterクライアントというものが存在しないような時期だった。Facebookは様子を見ていたが、日本語化された時点で登録した。Facebookページがつくれるようになると、すぐにページを公開した。Facebook広告もすぐに試して、運営していたページは当時のランキングに入るくらいのファン数を獲得していた。


いまでは情報からすこし距離をとるようにしているが、以前はメルマガを1日に数百通、ブログのRSSフィードを1日に数千件目を通していた。日本の人気記事と海外の人気記事を比較したりもしていた。その上で自分でも情報発信をしていたので、かなり皮膚感覚が磨かれたような気がする。この人やこのキーワードは要チェックだなと思っていると、しばらくして頻繁にメディアに登場するようになる。


iPhoneアプリ開発こそ早かったけれど、その他については一歩先まではいっていない。半歩先。いま初代Apple Watchをつけているのだけど、予約して発売日に買ったわけではなくて、ひと月ほど様子を見て購入している。一歩先を行くリスクをとっていないのだ。それは、将来は予測できないという考え方とも関係する。一歩先を行くには将来を予測しないといけないのだ。半歩先であれば、皮膚感覚で捉えられる。


半歩でも先をいければ、いまごろちょっとした成功者になっていそうなものだ。ところが、半歩分の先行者利益をお金に変えるというのが得意ではないことを自覚している。ぼやぼやしているうちに世の中が追いついてきて、そのうちうまいビジネスを立ち上げる人が出てくる。それを見ながら、おもしろいなあなどと感じる日々を送っている。