自由すぎるシングルファーザーの頭のなか

自由に生きる三姉妹のシングルファーザーの頭のなかがダダ漏れ。

はじめに

36歳。人生も半分まで来たなあと考える。今年のはじめに父が急死した。父は僕のちょうど2倍の年齢だった。自分の残りの人生があと半分だということにリアリティを感じる。とりあえず半分まで来たところで振り返ってみると、これまでの人生で後悔というものをしたことがない。とくに成功もしているわけではないけれど。将来にも不安や迷いはそれほどない。大成功するイメージもないけれど。かと言って、決して平坦な道を歩んできたわけではない。なにかと悩みの多い世の中で、これはかなり成功した人生なんじゃないかという気がする。成功術の本を書けそうだ。もちろん、読んでもとくに成功しないのだろうけど。とくに成功しなくても自由に生きたい人の参考になればいいなと思う。


例えばメディアを賑わす著名人の考え方というのは、誰にでも真似できるものではないかもしれない。一方で、隣に住んでる普通の人の考え方なら、すぐにでも真似できそうだ。しかも僕はとくに何か成功しているわけではない。難しいことはしていないし、精神力や努力とも無縁の生活をしている。ただ自由なだけだ。誰でもすぐに真似をすることができるんじゃないだろうか。そこで、僕が普段どのような考え方をしているのか、頭のなかをダダ漏れにしてみたい。きっと取り留めのない感じになるだろうから、その中から使えそうな思考法だけ真似してみると少しだけ人生が楽になるかもしれない。


ビジネス書を読むと、「足し算ではなく掛け算」だと書かれている。能力を掛けあわせることで、大きな成果を生むことができるという理屈だ。けれども、掛け算の場合は何かひとつがゼロだと、全体でゼロになってしまう。だから僕は「掛け算ではなく足し算」だと言っている。何かがゼロでも他のことで補うことができる。大きな成果は生まないかもしれないけれど、地味にそこそこのところに行ける気がしている。すべてがプラスである必要はない、マイナスがあってもいい。トータルがプラスであれば、前に進むことができる。まずは完璧さを捨てて、テキトーに進んで行けばいい。